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マンションの魅力的なエントランスとは?設備や機能などをみていきましょう!

2021.07 07

マンションの魅力的なエントランスとは?設備や機能などをみていきましょう!

まるでここはホテルかしら?友人宅に遊びに来てみたら…お届けものや配達で伺ったら…
一瞬にして建物に入る前から夢のような気分になったことはありませんか。
マンションは外から眺めただけでどんな人が住んでいるんだろう…入ってみたいなぁと思わせるエントランスであることが重要です。
マンションの購入を考えている方々が、こんなところに住みたい!と思えるそんな入り口を設置することで、大幅な入居者アップが期待できるでしょう。
一口にエントランスと言っても、さまざまなタイプがありますが、今回はエントランスにはどこからどこまでが含まれ、どのような役割や機能を担っているのでしょうか。
しっかり押さえながら素敵なエントランスづくりを目指しましょう。

マンションエントランスとは

マンションのエントランス(英:entrance)とは、建物の出入り口のことで、出入り口がいくつかある場合には、正面玄関(メインの出入り口)をエントランスと呼びます。
みなさんは、正面玄関と聞いてどんなものを想像されますか?それぞれ違うイメージが浮かぶことと思いますが、そのタイプは様々です。出入り口の役割を担うだけのものから、ホテルのような多機能・豪華なタイプ、ドラマに出てくるようなメルヘンなもの、デザイン性に優れた、おしゃれで高級感あふれるタイプなどなど。
マンションのエントランスは、デザイン性が高くなればなるほど、設備が充実すればするほど、構築費用も販売価格も上がります。
お客様の立場からすると、同じ条件のマンションでも、宅配ボックスの有無で1,000万円もの差が出るなんてことも珍しくはないほどです。
これはほんの一例で、お部屋だけではなく、外観やエントランスはマンション選びをする上で大きな鍵となり、決め手とされる方も多数いらっしゃいます。少しでも素敵で入居したい!と思われるエントランスを目指しましょう。
さて、マンションによっては、エントランスホール内にソファやイスなどが設置されていることがありますねが、マンションでいうロビーはこの部分のことです。エントランスロビーと呼ばれることもあるよう区別がしにくいエントランスとロビーですが、やはり明確な決まりはありません。エントランスを入って広がるある程度の広さのある空間が(エントランス)ロビーとなります。
ただし、エントランスロビーも含んでエントランスという場合もあります。ロビーまでデザインも機能性も行き届いた造りにしましょう。

どんなエントランスがあるの?

❶外観からエントランスのドアが見えないタイプ。
規模が大きい場合や、築年数の古かったりするマンションで見られます。

❷木製タイプの両開きの扉。
マンションの外観とも、周りの自然とも調和して温かみがあり、帰ってきたくなるそんな入り口でしょう。

❸植栽に彩られ、白い壁とのコントラストが際立つ、ハイセンスな入り口。
少し緑があるだけで都会の喧騒を忘れられるリフレッシュできるエントランスですね。

❹エントランスのドアが全面ガラスのタイプ。
オフィスビルのような雰囲気で、ガラス張りというのはとてもおしゃれな印象がありますね。



マンションの第一印象は、エントランスで決まるといっても過言ではありません。
入居者だけでなく、御来客の方々も必ず通る場所であり、人のファーストインプレッションと同じくらいマンションも最初の印象は強く記憶されるため、特にこだわりを持ちたいところです。「エントランスのイメージ=マンションのイメージ」となりやすいのです。

エントランスの役割とは

マンションのエントランスの機能や設備としては、風除室(ふうじょしつ)、オートロック、カメラなどの防犯システム、宅配ボックスなど、様々あり、すべての設備が揃うマンションは高級マンション・大規模マンションに限られます。
未来の入居者が「これだけは譲れない」という気持ちで何をチェックしているのか、しっかりと把握しておく必要がありますね。
それでは、それぞれの機能・設備について順番に説明していきます。

入り口としての機能

❶ エントランスホール(ロビー)
エントランス内の広々としたスペースが、ロビーと言われ、上述通りロビーとエントランスの明確な差はありませんが、マンションを一歩入れば一気に素敵な空間に誘うことのできる重要な場所です。中規模以上のマンションに設置されることが多いです。
応接セットとして、ソファやイス、テーブルがあれば来客との打ち合わせや、お待たせする時もストレスなくお客様をお迎えできます。
また、住人同士の交流の場ともなり得ますね。マンションの雰囲気に合う調度品の統一感や観葉植物などが設置で、一段とマンション全体を格式高いものにすることが可能でしょう。

❷風除室(ふうじょしつ)
分譲マンションでは、エントランスホール(ロビー)までに、二枚扉のある二重の構造になっていることがほとんどです。1つ目の扉は自動ドアや手動式などさまざまですが、2つ目の扉はオートロックのことが多くなっています。
そして、この扉と扉の間の空間を風除室(ふうじょしつ)といい、オートロックのないマンションではエントランスドアと建物内に入るドアの間のスペースのことです。
屋外との気温差を調節、建物内に流れ込む風量の調整、エントランスロビー内の室温保持など快適性を維持するために設置され、ここまでは基本的にはどなたでも入ることができます。
また風除室には郵便ポストやインターホン、宅配ボックスなどが設置されることが多いです。

防犯機能

❶オートロック
オートロックはマンション内への不審者の侵入防止に有効なので、「安心して暮らしたい」という方、特に女性にとってなくてはならない設備でしょう。
鍵を差し込むタイプ(鍵を差し込み、回して解錠する)、ボタン式タイプ(暗証番号を入力して解錠する)、非接触タイプ(ハンズフリー、カードや鍵をかざす、生体認証などで解錠する)など解錠方法は様々です。
ただし、オートロックがあっても入居者などにまぎれて不審者が侵入するケースもあり、その防犯性はエントランスの造りに左右されることもあります。

❷防犯カメラ
一般的なマンションでは、風除室までは誰でも入ることができるのが一般的で、超高級マンションでは風除室さえ入居者か管理室の許可がなければ、入ることができない物件もありますが、オートロックのあるマンションでは、この2つ目の扉の手前にオートロックが設置されます。
入居者や管理室でオートロックを解除すると2つ目の扉が開いてマンション内に入ることができるようになります。
さらに風除室に防犯カメラが設置されるマンションも増えており、オートロックだけでなく訪問者のチェックをすることで、防犯性を高めています。
また、セキュリティ面だけではなく、トラブルが発生した場合の証拠としても防犯カメラは重要な役割を担います。物損や事件などのトラブルの際も、防犯カメラが役立ちます。

便利な機能

❶宅配ボックス
宅配ボックスがあると、配達時に受取人が不在でも問題ないため、荷物の受け取りに縛られずに生活することができ、ストレスのないなありがたい設備と言えるでしょう。24時間都合の良い時に荷物が受け取ることができるだけでなく、再配達の手続きが不要、このご時世では配達員との対面が不要で非接触の受け取りが可能です。
また、宅配業者を装った犯罪に遭うリスクも減らすことができます。様々なメリットから、中古マンションでも宅配ボックスを後から設置するところも増えつつありますが、ある程度のスペースが必要なのでよく確認しましょう。

❷車寄せ
車寄せとは、エントランス付近に設けられた「車の乗り入れができる庇付きスペース」のことで、ホテルやビルなど、商業施設でよくみられますが、近年では高級マンションや大規模マンションで設置されることがあります。
悪天候時の車の乗り降りが楽になったり、荷物運びが楽に行えるだでなく、マンションの景観が美しくなることもメリットです。
敷地に余裕がないと設置できないため、迷うところだとは思いますが、入居者からすると非常にありがたい設備であることは間違いありません。

❸ バリアフリー
エントランスのバリアフリーは全ての方がいつまでも安心して暮らせるため、なるべく配慮したいポイントです。
ドアが自動であること、エントランスの内外などの段差をなくすかまたはスロープや手すりがあること、床が材質が滑りにくいことなど、ちょっとしたことですが、お子様が生まれてベビーカーが必要になった、予期せぬ事故で松葉杖や車椅子が必要になったなど、いつ誰が必要とするか分かりませんので、備えておきましょう。

まとめ

玄関が家の顔、エントランスはマンションの顔です。賃貸だとしても、分譲ならばなおのこと、お住まいの第一印象となるエントランスには拘りたいものです。
エントランスに含まれる空間や機能や設備についてみていきましたが、実に色々な役割を担っていることがわかりました。
住民の方々が日々を快適に過ごせるよう、安全上の設備や利便性、またデザイン性の優れたエントランス空間をご提供したいものですね。
マンション選びの際は、立地や部屋と並んで実はエントランスも大きな鍵を握っていますので、しっかりとリノベーションしていきましょう。

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