2022.05 24
モダンデザインって?プロバンス・スタイルって??外観デザインの種類を一挙ご紹介!!
マンションやビルの1階エントランス部分・外観部分を決めるときに、『理想のイメージ像はあるけど、なんというスタイルか具体的な名前が分からない・・・』という不動産オーナー様のお悩みを良く耳にします。
エントランス・外観部分はその建物の顔とも言え、来訪者が最初に通る場所であり第一印象を決める重要な要素です。
しかし外観デザインを1から決めてと言われてもわからないですよね。さらに多くの方は外観のデザインを考えるのが初めてでは無いでしょうか。
そもそも外観デザインをどう調べたらいいのかすらわからない。という方も多いはず。そこで今回は外観デザインの種類をご紹介します。
目次
外構デザインで出てくる主要箇所
ビルやマンションの外構デザインを決める際によく出てくる外構デザインの箇所をご説明します。
アプローチ
アプローチは玄関と敷地外との間のスペースのことを指します。
どのような広さでもマンション、ビルにも存在し、入居者はもちろん、来訪者や入居希望者が必ず目にする場所なので、外観デザインをするならこだわりたい箇所です。
1階も居住用として利用しているため、エントランス部分にデザインをこだわる場所がないと考えているオーナー様もいらっしゃるかもしませんが広さに問わず様々な演出の仕方あります。
アプローチは砂利なのか芝生にするのか、アプローチから玄関への道筋にタイルなどを設置するか、道を作るなら直線にするか曲線にするかなど、デザインは広さを問わず様々な種類があります。
植栽・シンボルツリー
植栽も外観リノベーションをする際にデザインをする箇所です。特にシンボルツリーはその名の通り、「秋になると紅葉が綺麗なマンション」など、マンションやビルの象徴となるもののため、デザインとして取り入れる方も多いです。
植栽が多いと自然が豊かなイメージになり、植栽をあまり植えないという場合でもどのように植えるかで印象が変わります。
エントランス内の照明
明るい印象にしたい、暖かい印象にしたい。家族で住んでいる入居者が多いので、安心できるようなマンションにしたいというオーナー様におすすめの箇所です。
エントランスに照明をつけると、夜に帰宅される方も安心できるマンションになり、入居率のアップや住民の方の満足度向上にも繋がります。デザイン面から見ても、夜はおしゃれな雰囲気になり、高級感を持たせられるのでおすすめです。
ロビーの家具
エントランス内に広さのある空がロビーです。そこに配置する家具もマンションやビルのデザインに大きく関わってきます。
ロビーに家具があるだけで住民や利用者のことを考えられた建物であるという印象を持ちます。さらに家具がおしゃれであればマンション自体のイメージも上がるのでここのデザインもしっかり行うと良いです。
エントランスの役割
実はエントランスをしっかりデザインすることで、マンション自体のイメージが上がり、入居率アップや満足度の向上など、オーナー様にとって良い影響が多くあります。
エントランスってそんなに大事なの?わざわざちゃんとデザインする必要ある?とお考えのオーナー様にエントランスが持つ役割をいくつかご紹介します。
イメージの良し悪しのカギを握っている
エントランスは入居者や利用者、そして来訪者など多くの人が必ず利用する場所です。また、利用しなくても外から見たときに目につく場所でもあります。
そのため、エントランスが綺麗であったり、デザインが良いとマンションやビル自体が綺麗でおしゃれという印象になります。つまり建物の顔としての役割を担っているのです。マンションやビルの顔を担うエントランスは、外観リノベーションをする際に必ずデザインにこだわるべき場所です。
防犯効果が高まる
エントランスにオートロックなどの機能をつけた場合、防犯効果が上がります。さらに、防犯カメラや照明をつけることでも防犯効果があります。
エントランスはマンションやビルの外観の中で、1番と言えるほど防犯面に大きく関与している箇所です。
防犯対策を行なっているマンションやビルは好印象を持たれやすいので、入居率の向上を狙う面でもエントランスの防犯効果は重要です。
マンションを綺麗に保つ
エントランスが二重ドアになっていて風除室がある場合、風が入り込むのを防ぐのはもちろん、外から持ってきたゴミや虫などを居住スペースなどに持ち込ませないという役割があります。
それにより常にマンションやビル全体が綺麗な状態を保つことができるのです。
外観デザイン
モダンデザインやプロバンス・スタイルと言ったデザインをご紹介します。
デザインのイメージや理想像がある時にこのデザインを知っておくと伝わりやすいです。
ナチュラル
ナチュラルなデザインのことです。
自然な感じや飾り気がないイメージのことです。
天然の木の素材を使用するとナチュラルな感じになります。
白を基調とした外壁に、ドアなどは木目調で、アプローチも枕木を使用するなどのデザインがナチュラルな外観デザインになります。
お庭のデザインも、お花などでいっぱいというよりも植栽などの場合が多いです。
カントリー
ナチュラルに似ていますが、こちらの方がより暖色を取り入れることが多いです。
家具や洋服のカントリーデザインと同様です。
ナチュラルのように白を基調とした外壁でも、真っ白ではなく暖かい色が入った白や、レンガなどのデザインもカントリーデザインに仕上がります。
優しい色合いや形のものを取り入れたり、お庭もお花などで飾るとカントリーデザインに仕上がります。
お庭がないという場合でも、外観や玄関周りの装飾に暖色や丸みのある形などを意識するだけでもカントリーデザインに仕上げられます。
北欧風デザイン
北欧の住宅のようなデザインのことです。
ドアやフェンスに木材を使用し、外壁はカラーで仕上げ、窓枠などは白にすると北欧風の外観になります。
色合いは原色ではなく、少しパステル寄りのふわっとした色合いのものが多いようです。
お庭は自然感のある感じに仕上げるとより北欧風に仕上がります。
プロバンス・スタイル
フランス南部のプロヴァンス地方をイメージしたデザインのことです。
地中海をイメージしたデザインのことで、白、ベージュの太陽を感じさせるような色合いの漆喰の外壁で、屋根もベージュなどの濃い色合いが多いです。瓦も日本のものではなく、スペイン瓦やフランス瓦といった日本の瓦とは違う形のものを使うとよりプロバンススタイルに近づきます。
フェンスはアルミ鋳物フェンスで洋風に仕上げています。
全ては無理という場合でも、太陽のようなオレンジ系ベージュの屋根、白い外壁、フェンスはアルミ鋳物フェンスで洋風にするだけでもプロバンススタイルに近づきます。
シンプルモダン
多くの色合いを使わず、基本的には白と黒かグレーで仕上げるシンプルな外観デザインです。
色は多く使わないけれどおしゃれに見えるのが人気の理由です。
形が特徴的であったり、直線が目立つようなデザインのマンションやビルによく合います。
どのような外観デザインにも合うので、すごく外観にこだわりがあるわけではないけど、おしゃれになればいいかなと思う方にはおすすめです。
和モダン
和を意識しつつも新しさを取り入れたデザインです。基本的に形は和風、でも色合いでモダンさを出すことが多いです。
ネイビーやグレーなどを外壁に用いることが多く、ポイントとしてオレンジやブルーなどを使用し、モダンに仕上げます。
玄関アプローチは砂利などを使い、和なテイストにしています。
モード
モダンに近いのですが、よりかっこよさを強くしたようなデザインです。
シンプルモダンは色を多く使いませんが、モードの場合、基本の色使いは同じですがアクセントとして赤などの強い色を入れてみたりと少し印象を強めるようなデザインなのが特徴です。
シンプルモダンだと少し物足りないなという方や、周りと少し違うデザインがいいなという方におすすめのデザインです。
まとめ
今回は外観デザインに悩んでいる、どんな外観デザインにしたらいいかわからない。そもそも外観のイメージってどうやって探すの?という不動産オーナー様に向けて、外観デザインの箇所から主な外構の種類、外観デザインをご紹介しました。
せっかくリノベーションするなら満足のいくデザインに仕上げたいですよね。デザインの種類を知ることで、多くの施工事例を参考にできますし、中には考えてなかったようなデザインもあるかもしれません。好みのデザインが決まったら、そのデザインを多く施工している、得意としている施工業者に依頼してみるのもいいかもしれません。
また、デザインを一つに絞る必要はなく、このデザインのこういうところを取り入れたいなどと相談することもできます。デザインを知って、施工会社、施工業者さんと円滑に話し合いを進めることができたら良いと思います。