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リノベーションとリフォームのメリットに関して

2021.05 26

リノベーションとリフォームのメリットに関して

近年注目度上昇中で認知度も上がってきた「リノベーション」。しかし、類似する言葉であるリフォームとの違いについて、いまいちピンとこないという方も多いのではないでしょうか。それぞれの意味や違い、リノベーションのメリットなどについても、解説していきたいと思います。

リノベーションとは?

【定義】
機能、価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修。

既存の建物に対して新たな機能や価値を付け加える改装工事を意味します。
工事内容としては、建物を骨組みだけのスケルトン状態にして行う間取りの変更や、水回りの配管移動などが当てはまります。

リフォームとは

【定義】
原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対処。
老朽化した建造物を新築時の性能に戻すことを指します。
壁紙の張り替え等の小規模な工事や、設備の取り替え、外壁の塗り替えなど、経年劣化によって状態の悪くなった住宅を、新築当初の状態に戻す工事のことを指します。

リノベーションとリフォームとの違いは?

国で定められた明確な定義はないですが、
「リノベーション」とは、
・間仕切りを広くする
・キッチンをより現代的で機能性の高いものに変更する 等
「リフォーム」とは、
・ボロボロになった部分を修復する
・老朽化したスペースを新しく改装する

主な違いは「工事の規模」と「工事完了後の住まいの性能」の2点。
工事の意図や目的で使い分けられていると言えるでしょう。

まとめ

リフォーム
…マイナスの状態→ゼロにするもの
リノベーション
…マイナス・ゼロの状態からプラスにするもの

リノベーションのメリット

(1)理想が現実に
建物の価値を向上させる「リノベーション」のメリットは、なんといっても自分好みの設計に合わせた住居空間を作ることができます。
(2)低コスト
中古物件をリノベーションするケースでは、新築よりもかなりの低コスト(20%~30%程度)なことがほとんどなので、大変経済的です。

リノベーションの注意点

中古物件の工事では、築年数によって耐震工事が必要になることがございます。それにより費用が嵩み、引き渡しまでが長期間に及んでしまうこともあるので、しっかりとご確認ください。

リノベーションの手順

(1)物件を探して購入し引き渡し
(2)住宅ローンの審査を受ける
(3)工事部分に関する契約締結
※注意点※
・中古住宅購入後のリノベーションでは一般の住宅ローンではなく、リフォームローンを組む必要がある。
・一般的に住宅ローンと比べて少し金利が高くなります。
(4)具体的設計をデザイナーと相談
(5)工事開始!

リノベーションの費用の相場は?

リノベーションにかかる費用は、場所、広さによってかなりの違いが出てきます。
部分的な工事→100万円代〜300万円台
大規模な間取り変更等の工事→500万円台
広さだけでなく、内装のデザイン、そして物件のある階数によっても、費用が変わってきます。
リノベーション工事では、フローリングの板の材質を変える工事、水回り(トイレ・キッチン等)を最新式にする工事等、小規模でもその種類はかなり多岐にわたります。どういった規模で工事をしたいのかよく検討し、デザイナーや工務店などと細かく打ち合わせをして予算を決めていく必要があるでしょう。

まとめ

生活や機能の向上を図りたい場合、傷んだ部分を最新式に改築したい場合、築年数等をよく確認した上でリノベーション業者にご相談いただくと、新築よりも低コストで理想の建築物と出会うことができるでしょう。

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