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中古のリノベーションvs新築物件 その価格やメリットを徹底比較!

2021.05 28

中古のリノベーションvs新築物件 その価格やメリットを徹底比較!

一概に’リノベーション’といっても、様々な種類、規模のものがあり、それぞれ費用も変わってきます。「こんなふうに一新したいんだけれどいくらくらいかかるんだろう。」「リノベーションってすごく高くつきそう。」「新築の方が安いのでは?」そんな様々な疑問にお答えしていきたいと思います。

フルリノベーションとは

一般的には、建物を一度スケルトン状態(骨組みだけの状態)にした上で、間取りの二世帯住宅化など家全体を包括的かつ大規模にリノベーションすることを指します。

フルリノベーションの平米単価・坪単価の目安は?

フルリノベーションにかかる費用の目安

→8~22万円/㎡( ≒ 5〜6.7万円/坪)ほど
設備や素材などに特に拘らない場合
→15万円/㎡以内( ≒ 4.5万円/坪)ほど

施工面積50㎡で計算すると、400〜750万円程度が一般的です。
なお価格も重視しながらフルリノベーションを実施したい場合には、施工業者との予算を含めた綿密な打ち合わせをお勧めします!

リノベーションが選ばれる理由とは?

①新築よりも費用が安い

最大のメリットはやはりコスト面。
新築住宅を購入するより、中古物件をベースにリノベーションする方が、費用を圧縮することができます。
劣化具合にもよりますが、基礎や構造は既存のものを生かすのが基本のリノベーションでは、劣化が激しい場合も、その部分を重点的に補強して利用できる部分は利用する合理的な方法と言えるでしょう。

②思い出のある家・土地に住み続けられる

「中古住宅を購入してリノベーションするケース」でシミュレーションしてみましょう。
・マイホーム購入者の総額資金(全国平均)
「注文住宅(新築)」が4176万円
「分譲住宅(新築)」が3830万円
「中古住宅」は2454万円
→新築に比べて約1300万円~1700万円も安い。

三大都市圏で見ると、
中古住宅は首都圏で2770万円(注文住宅は5719万円)
中京圏で1923万円(同4643万円)
近畿圏で1997万円(同4924万円)
→都心に近いエリアのほうがより価格に開きがあるようです。
(以上国土交通省「平成27年度住宅市場動向調査」により)

③自由度が高い

間取り・設備・デザイン

分譲戸建てやマンションの場合は「完成品を買う」ため、間取りやデザインを選べるマンションもありますが、完全オリジナルとはいきません。
一方、フルリノベーションは建物をスケルトン状態にしてから間取りやデザインを再構成するため、注文者の意図に沿った自由な空間作りが可能となります。
また、細部にまでこだわれるため、住宅業界の常識にとらわれない、世界に一つだけの住まいを実現することも可能です。

立地

人気エリアの新築購入が争奪戦な一方、中古マンションは販売件数が圧倒的に多く、ある程度立地重視で選んでも、理想に近い物件が見つかる可能性が高くなります。
現在、2000年代初頭に建てられた高層マンションの多くが築10年前後の「優良中古物件」として供給されているなど、中古住宅の供給戸数は増加中。
また、国土交通省による「中古住宅・リフォームトータルプラン」(中古住宅流通・リフォーム市場の活性化につながる様々な施策)を打ち出すなど、国を挙げての後押しもあります。

<まとめ>

フルリノベーションを活用すると、自由度が高く理想の立地で最高の空間を作り上げることが可能になることに加え、新築価格の8割程度にコストを抑えられる計算となり経済的。3回建てると理想の家になると言われますが、新築からでなくても割と身近に、その可能性は広がっているかもしれません!

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