2021.06 20
戸建てとはまた違う、マンションリノベーションを徹底解説
マンション規模で外壁のリノベーションを行うとなると、工事期間も費用も嵩むのでは??と不安に思ってらっしゃるオーナー様も多いことと思います。しかし、外壁をリノベーションすることで様々なメリットが!今回は、外壁塗装、屋上や鉄部塗装のタイミング等、様々な角度から外壁リノベーションついて説明していきます!
目次
メリット
①建物の保護
外壁の塗料を一新することで、耐久性がぐっとアップします。塗料の塗膜が剥がれてきたり、劣化していた箇所をそのままにしておくと、外壁のつなぎ目や劣化箇所などから雨が侵入して雨漏りの原因になります。
定期的な外壁塗装やリノベーションは、建物自体を紫外線や雨風から守ることができるという大きなメリットがあるのです。
②入居率アップが期待できる
外壁を塗りなおすことで、外観の美しさを取りもどせます。見栄えがよいマンションは、入居率のアップも期待できるでしょう。
内装だけでなく外装にもこだわりのあるマンションは、信頼性も高まるに違いありません。
外壁リノベーションに最適な時期は?
チョーキング現象
…壁が汚れていないのに白い粉のようなものが吹いている現象のこと。
紫外線や熱、雨などの自然現象による塗装の表面樹脂が劣化したために起こります。塗膜(塗料の膜)が剥がれてきている証ですので塗り替え時期です。
また、外壁を観察して目地や壁面に1mm以上の幅の亀裂が目立つようになったときも塗り替え時期となります。
塗装の目安は10年
前回の塗装で使った塗料の耐久年数が目安となります。初めての塗装の場合は新築時の塗装を参考に。
一般的には築10年がリノベーションの目安と言われています。しかし、マンションの立地や方角によって耐久年数が変わってきますので要注意です。
見かけは大丈夫でも…
塗料に問題はなくても、防水機能に問題が出てくることがあります。放っておくと問題が生じてより大規模な工事が必要になってしまうので、こまめにチェックするようにしましょう!
※国土交通省はマンションの改善の目安として、”改修するマンションの再生手法に関するマニュアル”のなかで、’大規模な修繕は12年に一度は行うこと’を推奨しています。外壁塗装のタイミングは立地条件やマンションの仕様を見ながら、一般的に言われている約10年という目安とあわせて検討することが大切です。
屋上防水も10年に1度
こちらも10年に一度が目安です。屋上防水を怠ると、雨漏れや目地が割れるなどの劣化を招き、大規模な修繕を強いられることになります。目地割れなどの劣化箇所を見つけたら、屋上の防水リノベーションを検討しましょう。
鉄部塗装は5年に1度
手すりなどに使われている鉄部はサビが発生しやすいため、鉄部の塗装リノベーションの目安は5年に一度です。また、塗膜浮きや剥がれなどが見つかった場合もすぐに対処するようにして、サビにならないように努めましょう。
まとめ
マンションの第一印象は、やはり外観です。入居後にリノベーション可能な内装よりも、手の加えられない外装が入居率を大きく左右するともいわれています。
10年に一度という国交相の目安も参考に、定期的に点検を行い外観のデザインも安全性もUPさせ、入居率アップを目指しましょう!